昨日は
横浜美術館[LINK]にルーヴル美術館展を観に行った。例によってふと気づけばもう18日で終わりだよ!(漠然と10何日までだったのは憶えていた)てわけで、夜8時までの開館時間延長を利用して夕方から横浜へ。みなとみらいエリアには何度か行ったが、確か知人について別の駅から歩いたりしていたので、みなとみらい線に乗るのはもしかしたら初めてだったかも。広々してあちこち青で統一されていて、横浜ぽいぞ。何だかどこかでカモメが鳴いてますよ。駅を出たらすぐ美術館。日傘を持っていたので入口横の傘置き場に預けて中へ。明るくて空間がたっぷり使ってある感じでいいなあ。建物自体は欧米のもののようにどーんとそびえ立ってはいないけど、ホールの明るさと広々感がちょっとウェールズのカーディフ国立美術館
(National Museum & Gallery Cardiff)[LINK]を思い出すかも。 真ん中が吹き抜けのようになっていて、三階の壁沿いがぐるっと展示室。ひたすら順路通りに移動しなくても内側の回廊から自由に戻ったり先に行ったリできる。結構混んではいたがびっちりってほどじゃないし、皆割と順序にこだわらず観ていたので「いつまでも列が動かない」とかいうストレスがない。展示室に入る前のエスカレータのところにちゃんと注意書きがしてあるだけでなく、観覧者がうっかり柵から身を乗り出して近づき過ぎたり展示フロア(回廊も)で携帯電話を使ったりするときっちり注意される。...どこかの都美術館の職員の皆さんに見せて差し上げたい。夕方だったせいもあるとは思うが困った子供連れに悩まされることもなかったし、鑑賞中も皆お互いちゃんと他の人達を気遣っているし、横浜は美術館側も一般客も大人かも。
さてコレクションだが、点数はそれほど多くなくて全部で73点。都内の美術館の企画展だともっと沢山あって観終わる頃には憔悴していることも多いので、じっくり観るにはこれくらいがちょうどいいかも知れない。展示の仕方も余裕があったし、お陰で気に入った絵のある部屋に何度も戻ってたっぷり観られた。都美術館も見倣っ(以下略)。で、個人的に気に入った絵はフランソワ・ジェラール(Francois Gerard)の
『プシュケとアモル』(Cupid and Psyche)[LINK]、アリ・シェフェール(Ary Scheffer)の
『聖アウグスティヌスとその母、聖女モニカ』(St. Augustine and his Mother St. Monica)[LINK]、イッポリット・フランドラン(Hippolyte Flandrin)の『若い娘の肖像』(Study of a Girl)、ポール・ドラローシュ(Paul Delaroche)の『ナルシス=アシル・ド・サルヴァンディ伯爵』(Portrait of Comte Narcisse-Achille de Salvandy)、
ジャン・フランソワ・ミレー(Jean-Francois Millet)[LINK]の『積み藁を束ねる農夫たち』(The Hay-harvesters)などなど。他にも色々いいなあと思った絵はあったが、自分の場合やはり圧倒的に肖像画が多いかも。あ、アングル(Jean-Auguste-Dominique Ingres)の
『泉』(The Source)[LINK]や
『スフィンクスの謎を解くオイディプス』(Oedipus Explaining the Sphinx's Riddle)[LINK]も良かった。画面の端に描いてある白い足の裏が非常に気になったけど。スフィンクスに喰われ立て(?)の人なんだろうな...目玉の
『トルコ風呂』(The Turkish Bath)[LINK]
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