最前から書いている「マエストロ」というのも謎。Symphonicityのワールド・ツアーが決まった当初から常に「指揮者は三大テノールやアンドレア・ボチェッリとも共演したMaestro Steven Mercurio」と書かれていたので、名字からするとイタリア人ぽいし、イタリアでの肩書きとか称号か何かなんだろうか(母国や業界に貢献した人に贈られる英国のSir的な)、と何となく思っていたのだが、どこを見ても「Maestroとは何ぞや」という言及がない。バイオグラフィによるとイタリア人ではあるけどネイティヴのニューヨーカーらしい(つまりイタリア系米国人か)ので、名前は英語風にスティーヴン・マーキュリオでいいのかな...と思いつつ、やっぱりマエストロって何。まさか自分で「名指揮者マーキュリオです」て言ってるわけじゃないだろうし。イタリア語だとmaestro di cappellaで「聖歌隊指揮者」とか 、普通に指揮者や作曲家の敬称として使うようなのでそれかな。でも紹介文なんかで毎回一々大文字で「Maestro Mercurio」と書いてあるというのは何か意味があるんじゃないかと思うし、英語圏でMaestroと言われるとやっぱりなんか名匠とか大作曲家とかのイメージがあるんだけど。と思いながら公式サイトのnews頁を見たら、マエストロ自身が書いた近況(含スティングとのツアーに関する報告)の最後に「親愛なるマエストロマンより(yours, Maestroman)」という署名(?)が。 自分で言っとる。 ますます分からなくなって何気なくオンライン辞書でmaestroを検索してみたら、 「Maestro:人名」 そんな名前の人いるんかい。...もしかしてフルネームがマエストロ・スティーヴン・マーキュリオさんですか。 結局マエストロの謎はそのままだけど、まあ彼の凄さは十分に分かっていただけたと思うので(そう?)それはそれとして武道館公演話に戻る。前述の通り今回もスティング仲間の友人のりたまさんとご一緒したのだが、最近スティングを含むいわゆる'70s'80s音楽を聴き始めたというのりたまさんの息子さんS君も新たに加わった2世代コンサート行(?)。こういうのは嬉しいです。S君には数年前にも一度お会いしているのだが、背丈が当時の二倍(注:個人の印象です)の男前さんになっていて吃驚しちゃったじゃないですか。ファンクラブメンバー向け先行予約のお陰で個人的武道館コンサート史上で多分最良の席が取れたのだが、会場に入る時は結構普通に20代↑くらいからの世代も多いなと思っていたら、このアリーナ最前部ブロックは歴史を感じさせる独特の雰囲気であったよ。何と言うか、のりたまさんやわたし(同い年)もまだまだひよっこだなあ...て感じの人生の先輩方がずらりと。その中で2,3列前の隣のブロックにやはり親子連れらしい男の子がいて、S君が仲間だーとお喜びでした。親子で同じコンサートを楽しめるって素晴らしい。 |
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