展覧会の絵
2004-07-02


とか何とか言いつつわたしもフェルメールの絵は好きなので、この機会に実物をじっくり観られたのは嬉しかった。「恋文」もそうだが、「アトリエ」も設定された場面を描いた作品を鑑賞しているというよりは自分がたまたま実際にその場に居合わせたような印象を受ける、ちょっと不思議な絵だと思う。こちらに背を向けた画家が部屋の奥に佇むモデルを描いているという絵の中にも色々な寓意が表されているということだが、それらを除けてもモデルの表情とか彼女に当たる窓からの光とか全く顔の見えない画家の存在感とか全体の明暗とか、決して派手ではなくむしろ静かな雰囲気なのに目を引かれるのは、画面の切り取り方が非常にうまいこともあるのかなとも思う。一緒に行った友人とお揃いでこの絵のセラミック・マグネットと、あとは気に入った展示作品の絵葉書を何点か買った後に駅ビルの和食の店でお昼を食べ、さらに新宿に移動してデザートなど。外食どころか都心に出たのも久し振りだし、色々沢山お喋りしてたいそう楽しゅうございました。しかし都美術館、行く度に思うがもう少し建て方を何とかできなかったのだろうか。美術館じゃなくて元々普通のオフィスか何かが入っていた建物に無理矢理展示しているような感じだ。もう少しゆったり鑑賞したい...

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